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リウマチさんの住まいの工夫ブログ

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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末に岩手県の沿岸南部(釜石市~陸前高田市)を訪ねました。
2011年7月に初めて訪問させていただき、あれから何度目になるでしょうか。
2011年9月には、宝来館(釜石市鵜住居)の女将さんのご厚意で、
1.2階が津波の被害でがれきに埋もれ、
まだ再開できない状態の宝来館(4階)に泊めていただきました。

2013年の締めくくりに、今回は初めて観光するつもりで訪ねました。
多くの人がこの地域の魅力を知らないのか、
観光地はどこもすいていて、
私たちは心にしみる「おもてなし」を受け、
忘れられない旅となりました。

宝来館3階の客室から見た松林越しの大槌湾(右手から朝日があがってきます)


根浜海岸の砂浜から見た大槌湾
(きりっと晴れた冬の景色が一番美しいと思っています)


2011年9月に泊めていただいたときは、海岸の砂浜が削られ、
擁壁にぶつかる波が「どどーん」と大きな音を立てていましたが、
今は徐々に砂浜が戻っており、海岸を歩けるようになっています。

野口

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北海道でも大活躍



8月初旬に北海道を旅しました。
帯広のホテルでは、この温泉浴室付きの客室に宿泊しました。

大浴場はどこも大抵バリアが多く、楽しむどころではないので、
最近は家族風呂か温泉浴室付きの客室でなければ利用できなくなってきました。

お湯はアルカリ性単純温泉。
茶褐色で、ヌルヌルととろみがあり、肌にしっとりとして、
とても優しい温泉でした。

ただ、水栓金具がこんなふうで、回せません。
そこでいつも持ち歩いている滑り止めマットが大活躍。

シャワーチェアの貸し出しがあるともっと良かったと思いますが、
久しぶりにゆっくり温泉に入ることができて、大満足でした。





野口祐子

早くも大雪体験



11月24日から27日まで、
岩手県の沿岸部(大槌、釜石、大船渡、陸前高田)に出かけました。
沿岸部はあまり雪が降らないのですが、
沿岸部に行くためには、
内陸から北上山地を越えなければなりません。
東京に戻る27日、種山高原はかなりの積雪になりました。
東京にいると、年内にこれほどの雪を見ることはないので、
とても新鮮でした。

野口祐子



リウマチに効く温泉に入れない?

5年ほど前だったと思いますが、
障がい者雇用の広報誌「働く広場」のエッセイに
リウマチさんのことを連載させていただいたことがあります。
あるときのテーマは「温泉の効能」

よく温泉の効能書きに「リウマチ」とありますが、
本物のリウマチさんが入れる温泉は少ないということを書きました。

2010年リウマチ白書(リウマチ友の会が会員患者へおこなったアンケートをまとめたもの)で、
「今したいこと」の第一位は「温泉など、旅行に行きたい」69.2%。
第二位の「自分のことを自分でしたい」25.4%と比べ、ダントツです。
おそらく温泉の効能に「リウマチ」と書かれていることが多いので、
療養もかねて旅行を楽しみたいと考える方が多いのではないでしょうか。
実は私もその1人です。

以前、宿泊したある温泉宿で、日本秘湯を守る会のガイドブックと、
加盟宿に10回宿泊すると1回無料で泊まれるというスタンプカードを手に入れ、
今から思うと無謀だったと思いますが、
私の秘湯巡りが始まりました。

ところが、ある宿では、温泉成分で床が滑りやすく、
露天風呂に入ろうとして出入り口の段差をまたいだ瞬間に思いっきり滑りました。
当然裸、床は石 (T_T)

また、ある宿では、縁の立ち上がりがない浴槽で、
深さ60㎝以上はありそうなのに浴槽内に踏み台がありません。
温泉は乳白色なので、深さもよくわかりません。
まずは深さを測ってみようと、
使えそうな道具を探してあたりをうろうろするも見つからず。
結局、どうやって入ろうかしばらく考えた末、
後ろ向きで飛び込むようにして入りました。

そんな過酷な秘湯巡りが続くはずもありません(^^;)

リウマチさんは、
たとえば脱衣室のいす、軽い力で開けられる浴室入口のハンドル、
入り口に段差があるなら手すり、
高さがある浴用いす(シャワーチェア)、
浴槽の深さを分割する1段20㎝程度のステップ、
浴槽出入り用の手すりなどがほしいところです。

そして、滑りやすいなど自宅の浴室とは勝手が違うので、
夫にサポートしてもらえるように、
貸し切りの家族風呂があるともっと安心して入れます。

私のリウマチ仲間でも、
せっかく友人や家族で温泉に行ったのに、
1人だけ、温泉ではない部屋の内風呂に入るという人が結構多いのです。

これから紅葉の美しい季節を迎えます。
おいしい秋の味覚とともに温泉旅行を楽しみたいですね。


白骨温泉湯元齋藤旅館のバリアフリー対応貸し切り家族風呂

野口祐子

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